永世中立でいたいんだけど、そうさせないのが君たちだよね 〜龍になっております〜
「私は長男としてクロウを見捨てたくはありませんでした。しかし、全ての決定権は父にあります。」
施設内の太陽の光を模した明かりが徐々に暗くなってゆく。それと同時に目の前の扉が開く。
「アル兄さん。」
私はまたもや驚かされることとなる。なんとそこに居たのは
「めい…」
青いローブに身を包み、何やら資料のような紙を数枚手に持った研究員のような見た目をしていた。
(ゆいとめいがどうしてこの世界に…)
ゆいは赤の魔道士の幹部、めいは青の魔道士の研究員になっているのか…。しかも、このアル兄と呼ばれる男の子が兄弟だとしたらめいはクロウの姉ということにもなる。
めいはこちらに向かって軽く会釈をすると、何やらアルと呼ばれるクロウの兄にコソコソと耳元で話している。
「失礼、急用ができてしまいまして、また今度お話しましょう。」
そう言うと足早にその場を去っていった。
1人残された私は頭の中を整理出来ずにぼうっと一点を見つめている。
(ゆいとめいも死にかけてこちらに来たってことかな…私は頭をぶつけて死にかけたし…それともこれはただの夢なのかな…)
考えるうちに段々と睡魔が襲ってそのまま眠りに落ちた。
施設内の太陽の光を模した明かりが徐々に暗くなってゆく。それと同時に目の前の扉が開く。
「アル兄さん。」
私はまたもや驚かされることとなる。なんとそこに居たのは
「めい…」
青いローブに身を包み、何やら資料のような紙を数枚手に持った研究員のような見た目をしていた。
(ゆいとめいがどうしてこの世界に…)
ゆいは赤の魔道士の幹部、めいは青の魔道士の研究員になっているのか…。しかも、このアル兄と呼ばれる男の子が兄弟だとしたらめいはクロウの姉ということにもなる。
めいはこちらに向かって軽く会釈をすると、何やらアルと呼ばれるクロウの兄にコソコソと耳元で話している。
「失礼、急用ができてしまいまして、また今度お話しましょう。」
そう言うと足早にその場を去っていった。
1人残された私は頭の中を整理出来ずにぼうっと一点を見つめている。
(ゆいとめいも死にかけてこちらに来たってことかな…私は頭をぶつけて死にかけたし…それともこれはただの夢なのかな…)
考えるうちに段々と睡魔が襲ってそのまま眠りに落ちた。