好きになんてなりたくなかった
プロローグ
「なんでお前なんかがりりいと一緒にいんだよ。」
子供の頃から、何度も何度も言われた言葉。
最初の方は傷ついていたけど、言われているうちに段々慣れていって。
私が可愛くないこと、りりいのおまけとしか見られてないことなんて、当たり前だと思ってた。
でも、私を見てくれる人がいた、
りりいじゃなくて、私を見てくれた人。
それがたまらなく嬉しかったんだ──
< 1 / 6 >
メニュー
プロローグ