好きになんてなりたくなかった

プロローグ


「なんでお前なんかがりりいと一緒にいんだよ。」


子供の頃から、何度も何度も言われた言葉。


最初の方は傷ついていたけど、言われているうちに段々慣れていって。


私が可愛くないこと、りりいのおまけとしか見られてないことなんて、当たり前だと思ってた。

でも、私を見てくれる人がいた、

りりいじゃなくて、私を見てくれた人。


それがたまらなく嬉しかったんだ──
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