エミリーとロサ・フェーリークス魔法学園
「そんなかたまらないで、えみり。
この方はね、私の夫
つまり、あなたのおじいちゃんよ」
えー?
私のおじいちゃん?
そうおばあちゃんに言われ
私のおじいちゃんの顔を今一度見てみる
おじいちゃんはにっこりと微笑んでいた
だから
私の名前を知っていたのか
おばあちゃんと仲良く話していたのもわかる
「私はね、時々こちらに戻って
あなたの写真とか見せていたのよ」
へー
だから一週間前に会ったって言ってたんだ
「写真を見て思っていたが
えみりは美人さんだなー。エマに似てる」
えー、私そんなに美人じゃないんだけどな
それにエマってだれさ
そんなことを思っていた