如月の空の下、光る君を見つけた。
立ち去り方は舞台袖に消えていく陽翔くんそのものなんだけどな。


なんてこった...。


初恋の人が芸能人で、アイドルで、超絶カッコよくて、ものすごく好きだったというのに、その本性が口も態度も最悪な、理想とは真逆の人間だったとは思いも考えもしなかった。


夢を抱きすぎた。


幻想を見すぎた。


でも、嫌いにはならないよ。


必ずキミを好きになる。


そういう運命信じてみたい。


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