如月の空の下、光る君を見つけた。
授業が終われば屋上で爽やかな風に吹かれながら私の作ったお弁当を食べる。



「はい、あ~ん」


「ん~。美味しい!ことりの料理は世界一だね」


「ありがとう!陽翔くん大好きっ!」



毎日誉められまくりでチョコのように少しずつ溶けていく私。


とろけたら食べてもらえたらいい。


うっわぁ。


甘いっ!


甘すぎる!


糖度120パーセント。


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