如月の空の下、光る君を見つけた。
詩央くんとの最後のやりとりは高校の卒業式の日のことだった。
涙でぐしゃぐしゃになって益々ブサイクになった顔を洗面所でゴシゴシ洗っていた時にポケットの中のスマホが微動した。
私は洗顔を終え、タオルに顔をダイブさせ、手洗いうがいまでのルーティーンをこなした後、スマホを見た。
詩央くんからのメッセージだった。
"短い時間だったけどお世話になった。君には感謝している。ありがとう。そして、卒業おめでとう"
まだスマホをいじっていると信じて私は即座に返信した。
"私こそありがとう。詩央くんと過ごした時間は奇跡のようで、そして楽しかった。これからも遠くから応援してます"
その後に一言。
"私の名前は君じゃない。次会った時はことりって呼んでね。それじゃあ、バイバイ"
涙でぐしゃぐしゃになって益々ブサイクになった顔を洗面所でゴシゴシ洗っていた時にポケットの中のスマホが微動した。
私は洗顔を終え、タオルに顔をダイブさせ、手洗いうがいまでのルーティーンをこなした後、スマホを見た。
詩央くんからのメッセージだった。
"短い時間だったけどお世話になった。君には感謝している。ありがとう。そして、卒業おめでとう"
まだスマホをいじっていると信じて私は即座に返信した。
"私こそありがとう。詩央くんと過ごした時間は奇跡のようで、そして楽しかった。これからも遠くから応援してます"
その後に一言。
"私の名前は君じゃない。次会った時はことりって呼んでね。それじゃあ、バイバイ"