空よりも海よりもキミのことを知りたかった。
夏帆ちゃんが覚悟を決めて大きく頷いたあの日から1ヶ月後。

花火大会はやって来た。

家が近所の私達3人は私の家の前で合流して会場に向かった。

海辺で打ち上げるから、本当に近くで見ると海に花火が反射してすごく幻想的なんだ。

だけど今日は遠くから見守るしかない。

それがキューピッドである私の役目なんだ。

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