空よりも海よりもキミのことを知りたかった。
2階の自室で着替えてから1階に降りていくと、ダイニングテーブルには完璧な朝食が並んでいた。
卵焼き、鮭、お浸し、きんぴら、ワカメの味噌汁に白米...!
これこそ、THE朝食。
これを毎日食べられたら...幸せだな。
私、ますます料理しなくなる。
「これ全部颯翔くんが作ったんだよね?本当にすごいよ!」
「あ、あり...がと」
朝から照れた顔を拝見出来て私は幸せだよ。
「あれ?颯翔くんの分は?」
「オレはさっき妹さんと食べた」
緋萌、私が爆睡しているすきにやることやりよったな。
せっかくのチャンスが台無しだ。
でも、まいっか。
私には秘策がある。
「あの、これ、良ければ...」
「何?」
小さな箱に入れて渡したもの。
それは初めて1から全部自分で作ったクッキーだった。
「雨に濡れてちょっと箱は汚くなっちゃったけど中身はちゃんと包装してあるから大丈夫だと思う。良ければ紅茶と一緒にでも...」
「じゃ、頂く」
よしっ。
軽くガッツポーズをした後、お湯を沸かしにキッチンに向かう。
火が怖くてガスを付けることもなかった私。
成長にちょっとばかり感動する。
卵焼き、鮭、お浸し、きんぴら、ワカメの味噌汁に白米...!
これこそ、THE朝食。
これを毎日食べられたら...幸せだな。
私、ますます料理しなくなる。
「これ全部颯翔くんが作ったんだよね?本当にすごいよ!」
「あ、あり...がと」
朝から照れた顔を拝見出来て私は幸せだよ。
「あれ?颯翔くんの分は?」
「オレはさっき妹さんと食べた」
緋萌、私が爆睡しているすきにやることやりよったな。
せっかくのチャンスが台無しだ。
でも、まいっか。
私には秘策がある。
「あの、これ、良ければ...」
「何?」
小さな箱に入れて渡したもの。
それは初めて1から全部自分で作ったクッキーだった。
「雨に濡れてちょっと箱は汚くなっちゃったけど中身はちゃんと包装してあるから大丈夫だと思う。良ければ紅茶と一緒にでも...」
「じゃ、頂く」
よしっ。
軽くガッツポーズをした後、お湯を沸かしにキッチンに向かう。
火が怖くてガスを付けることもなかった私。
成長にちょっとばかり感動する。