転生令嬢の悪役回避術ー心を入れ替え女王になりましたー
政務室に入ってきた、ご機嫌なハイメの様子を見たアイリーンはほっとした。

「見てみて、お母様!
かっこいいでしょ!」

ヴァルテリの前で回ったように、アイリーンの前でも同じようにハイメは回った。

アイリーンの反応もヴァルテリと同じように似合っていると言った。

「サクラお姉さま、ごめんなさい…」

ハイメは誰に言われるでもなく、サクラに謝り、サクラもまた「やりすぎた」とハイメに謝っていた。

「これで仲直りね。

私のかわいい子どもたちが喧嘩しているのを見るのはお母様、悲しくなるからもうしないでね。」

「「はーい!」」

アイリーンの言葉にサクラとハイメは元気よく返事をした。

そして仲良くクッキーを食べるとサクラとハイメはレッスンに戻っていった。
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