転生令嬢の悪役回避術ー心を入れ替え女王になりましたー

ヴァルテリの母親、つまり現国王の妻、王妃様が直々にレッスンしてくれるというのだろうか。

事前に聞いていた話は大公家でレッスンをしていてくれた伯爵夫人が継続して担当することになっていたはずなのに…

「あの、ヴァルテリ様？
レッスンはティーナ伯爵夫人が担当すると聞いていたのですが違うのでしょうか？」

「ああ、それは間違っていないよ。
アイリーンも気心知れた人のほうがいいと思ったからそうしたんだ。

でも、アイリーンはいずれ王太子妃とゆくゆくは妃になる存在。
だから、王室のマナーも学ぶ必要があるんだ。

おそらくだが、むこう３か月はティーナ伯爵夫人とレッスンしてもらい、その後は母上とレッスンしてもらう。」

「そういうことだったのですね。
わかりました、私頑張ります。

頑張ってレッスンを続けてヴァルテリ様にふさわしい人になります。」