幼なじみの彼は王子様
授業も終わり、生徒会室へ。

今日は瑠衣も一緒に。

先輩達ももう来ていて、活動開始時刻よりも前に開始をした。

「今日は文化祭の生徒会の出し物についてです。」

蒼井先輩がそう言うと、メンバーが次々に声を出す。

「去年は確か美男美女コンテストでしたよね?」

「結構王道だったからな…」

「今年はクイズ大会とか?」

「クイズ大会だと前もって予選とか行わないとじゃない?」

「そうか…」

私は会話に入ること無く、ずっと悩んでいた。

予選が大変じゃなくて、歴代のと被らなくて、みんなが楽しいもの…

「ほのはなんか思いついた?」

隣に座っていた瑠衣が私に聞いてきた。

「仮装コンテストとか?」

「「仮装コンテスト!?」」

「そう。クラス数人を代表者として、ファッションショーみたいに。でもそれだと代表者だけが目立つから、衣装とかはクラスみんなで作るの。」

「それは楽しそうだね!」

「その案でいいと思う!」

「ありがとうございます!」

「じゃあ先生に報告書書いて提出するね。」

「はい!」
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