幼なじみの彼は王子様
「良い案だったよ。」


朝登校すると、先生に声をかけられた。

「ありがとうございます!」

「頑張ってね!」

「はい!」

朝から褒められるのはとても気持ちいい。


案が無事決定し、生徒会では着々と準備を進めていく。

クラスでの出し物などの話し合いも順調に進んでいた。


「生徒会からも2人ずつ出さないといけないんだよね。」

蒼井先輩の一言で、生徒会メンバーが固まった。

「僕、嫌ですよ。」

「私も嫌だ!」

私も含めてみんな出たくないみたい。

「じゃあしょうがないからくじで決めようかな。」

そう言うと、蒼井先輩はいらない紙をを人数分に切り、星マークを裏に2枚書き、半分におった。

「この箱の中に星マークの紙と何も書いてない紙があります。星マークの紙を引いた人が代表者ね。」

「了解です。」

ジャンケンで順番を決め、私は3番目。

「あっ。」

紙を引き、見ると星マークがついていた。

「おっ?ほの代表者じゃん!」

私の後ろにいただく瑠衣が除き見をしていたらしく、代表者だと一瞬でバレてしまった。

私大丈夫かな!?
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