幼なじみの彼は王子様
「頑張ってねほのちゃん。楽しみにしてるから!」

家に入る前に瑠衣に言われ、頑張らないといけないと感じた。

『明日から衣装について会議ね!』

蒼井先輩から、生徒会グループにメッセージ。


私出来るかな? 私大丈夫かな?


ここの学校の生徒会の人数は異様に少ない。

会長の蒼井先輩に副会長のなな先輩。書記の陽菜ちゃんに、会計の瑠衣と私。

5人しかいない生徒会は毎日忙しい。

コンテストの衣装作りもやらなければならないし、他にも部活の出し物やクラスの出し物を把握し体育館のスケジュール作成をしなければならない。

「ほの、何かいい事あった?」

「いや、別に」

「ふ〜ん」

コンテストは後夜祭で行われるため、親たちは参加出来ない。

言わなくてもいいかな? 変に騒がれるの苦手だし。


私が人気者の先輩の隣にたっていいのか分からない。

密かにできているファンクラブの人に目をつけられたら…

やめよう。はやく寝て忘れよう。
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