幼なじみの彼は王子様
「こ、これを2人で!?」

「そうだね。瑠衣くんが来てくれれば少しは楽になるけど…」

時計を見ると、活動が始まる時間をとっくにすぎていた。

「私探してきますね。」

「えっ?あっ、大丈夫だよ。それより早く片付けちゃお?」

「そうですね。」

空が太陽から月へバトンタッチをする中、私たちは黙々と作業を進めた。

トントン

扉を叩く音と同時に先生の声が聞こえた。

「2人ともそろそろ帰る時間だよ〜!早く帰れよ〜」

と言ってどこかへ行ってしまった。

「先生もああ言っていたし今日は終わりにしようか?」

「そうですね。来なかった瑠衣は後で怒らないと!」

「そうだね。」

仕事が終わることを待っていたのかのように瑠衣が来た。

「蒼井先輩、今日はごめんなさい。」

「瑠衣くん!なにか急用だったのかな?誰かに伝えてから活動を休むこと!」

「はい。」

校庭は綺麗に整備され、日中の空と違い、星が綺麗に輝いていた。
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