幼なじみの彼は王子様
先輩と駅のホームで別れ、瑠衣と二人きりに。

「瑠衣、なんで今日来なかったの?」

「ちょっと用事があって!」

「用事?」

「呼び出し。告られたの。」

「そういう事か。」

瑠衣が告られるなんてもう慣れっこ。

「それにしても長かったんだね。」

「なかなか帰してくれなくて。」

「お疲れ様。」

なんて話をしながら帰った。

瑠衣は1週間に1回は必ず告られる。
私もかっこいいと思うし、幼なじみじゃなかったら私も好きのなったのかな?

最近瑠衣が告られたと言った時、少し変な気持ちになる。

この気持ちはなんだろう…?
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