未来は霧のなか
期末試験の後から、亮太は どんどん激しくなっていた。
抱き合って こたつに潜り込んで 体を探り合う。
甘くて熱い時間。
亮太を たまらなく 愛おしいと思う。
多分亮太も そう思っている。
私の柔らかな胸を 愛おし気に 撫で続ける。
最後まで 許してしまいたくなるけれど。
残酷にも 私は、ストップをかけていた。
中途半端なまま。
それでも亮太は、そんな私を 許してくれる。
初めてだから。
多分、亮太も 怖かったのかもしれない。