ぜんぜん足りない。

こおり君が帰ってくる前になんとしてでも終わらせねば。


でも、こおり君はどこでなにしてるんだろう。

当分戻ってこないってみっちーは言ってたけど、何か知ってるのかな。


……ううん、関係ない!

こおり君のことなんて知ったことじゃないんだから!集中!集中!



「……あ、その前にトイレ」


なんてひとりごとを言いながら、こおり君の上着をやっと手放したのだった……。

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