年の差婚で娶られたら、国王陛下の愛が止まりません
「ねぇお母様、これってどうしたの!? これ、すごくきれい! 私が貰っちゃだめ?」
アシェリーは私に向かって矢継ぎ早に言いながら握り拳を差し出した。
小さな指がゆっくりと開かれて、中から現れたブルーグリーンに、懐かしさや愛しさやあらゆる感情が浮かび上がる。
かつてのペンダントと同じ意匠で小物入れを誂えて中にしまい、文机に大事に保管していた。実に数年振りに目にしたそれは、セラヴィンさんと、そして今まさにくりくりとした目で私を見上げるアシェリーの瞳によく似ていた……。
目の前でキラキラと輝く三つのブルーグリーンの眩さに、私は目を細めた。
「そう、アシェリーはこれを見つけたのね。……だけどそうね、私がこれについて説明する前に、まずは聞かせてくれる? どうしてお母様の文机にあったはずのこれを、あなたが持っているの?」
アシェリーは私に向かって矢継ぎ早に言いながら握り拳を差し出した。
小さな指がゆっくりと開かれて、中から現れたブルーグリーンに、懐かしさや愛しさやあらゆる感情が浮かび上がる。
かつてのペンダントと同じ意匠で小物入れを誂えて中にしまい、文机に大事に保管していた。実に数年振りに目にしたそれは、セラヴィンさんと、そして今まさにくりくりとした目で私を見上げるアシェリーの瞳によく似ていた……。
目の前でキラキラと輝く三つのブルーグリーンの眩さに、私は目を細めた。
「そう、アシェリーはこれを見つけたのね。……だけどそうね、私がこれについて説明する前に、まずは聞かせてくれる? どうしてお母様の文机にあったはずのこれを、あなたが持っているの?」