【過激派刑事ドラマ】四国州

南海道電力本社ビルジャック事件

【事件の始まり】

時は202A年７月の三連休前の金曜日の夜のことであった。

場所は、高松市大川西区(さぬき市の部分)の高級住宅地にある家にて…

この家の家族は、両親と32歳の無職の長男と23歳の南海道電力本社に勤務している長女の４人家族であった。

問題は、23歳の長女が職場でハラスメントの被害を受けて、心身共にヒヘイしていた。

ノイローゼになっているので休職をしたいと言い出したことに対して、父親は『甘ったれるな!!』と言うだけで取り合ってもらえなかったのて、ひどい大ゲンカを起こした。

その末に父親が『出て行け!!』と言うたことが原因で長女が家出をした。

その様子を聞いた長男・ただつぐは、怒りに震えていた。

妹がハラスメント地獄に耐えれなくなった…

労働基準監督署はあっても、道州制導入後は国から地方へ移行したので何もかもがおかしくなった…

州が労働問題を解決する力がないのであれば、自らの手で会社を処罰するしかない…

ただつぐは、クローゼットのドアを開けた。

クローゼットの中には、リョウジュウやサバイバルナイフや大きめの金づちなどの凶器が入っていた。

彼は、きつい目付きで凶器類を見つめていた。