【過激派刑事ドラマ】四国州

【Ｓ吉暗殺】

Ｓ吉は、仲多度北区の桃陵公園で愛人のホステスの女性と金の貸し借りをめぐるトラブルが原因で大ゲンカになった末に女性をレイプして殺した。

Ｓ吉は、レイプ殺人の容疑でケーサツに逮捕された。

取り調べ中、Ｓ吉は『はらへったぁ…カツ丼～』とか『眠い～』と言うてばかりいた。

よいよい、態度が悪い奴だ!!

オレは、ダンさんとオノさんと一緒に取り調べ室のとなりの部屋にいて、取り調べの様子を見ていた。

ダンさんは、オノさんにこう言うた。

「おいオノ…どないなってんねん…」
「どないなってんねんって…」
「あのクソ野郎…ふざけとるわ…」
「Ｓ吉は、しゃべったら都合の悪いことがあるかもしれんけん、ホンマのことを言わんのじゃないかな～」

Ｓ吉は、わけの分からない言葉を発していた。

なので、簡易鑑定にかけて刑事責任が問えるかどうかを鑑定することにした。

その結果、Ｓ吉は刑事責任が問えるかどうかは判断しかねると言う鑑定結果が出た。

ケーサツは、Ｓ吉を１度釈放して東予東区の実家へ帰すと決めた。

しかし、その直後に恐ろしい事件が発生した。

Ｓ吉は、翌朝の６時に釈放された後、東予東区にある実家へ帰ることになった。

Ｓ吉は『自分で帰ることが出来るから、お迎えはいらない…』と言うて、警察署をあとにした。

警察署から400メートルの路上をあるいていた時であった。

Ｓ吉の前に、黒のボルボが急停車をした。

車の中から、黒のスーツを来たやくざの男たちがドカドカと足音を立てて降りた後、Ｓ吉を取り囲んだ。

そして…

(ズドーン!!ズドーン!!ズドーン!!ドカドカドカドカ…バタン…キー!!グオーーーングオーーーン!!)

Ｓ吉は、やくざの男が発砲したトカレフに撃たれて殺された。

Ｓ吉は、ホステスの女性が殺されたことに対する報復でやくざの子分たちに殺された。

殺された女性は、やくざの親分の情婦であった。

Ｓ吉が暗殺された事件のせいで、南海道電力は、失墜した。

その翌日、南海道電力の本社や各支店に、週刊誌やタブロイド夕刊の記者たちによる取材が殺到した。