からふる。~第21話~
結局支払いは前園さんにお願いすることになった。
恥ずかしながらお金がない。
お金は銀行にため続けて借金返済に使ってるし、所詮バイトだし、食費も生活費も差し引かれているからもらえても15万を切る。
前園さんのお小遣いより少ないんだ。
ただただ惨め。
助けてもらったのに奢ることさえ出来ないなんて...。
「ねえ、桃子ちゃんはどこの会社の娘さんなのぉ?」
「凜くん、桃子さん、でしょ!」
「桃子ちゃんで大丈夫ですよ。うふふ。お2人仲が良くて本当の姉弟みたいですね」
「えっへん!ぼくとさあやんは誰よりも仲良しなんだぁ!」
「では、そんな仲良しお2人さんに私のことを少しお話しましょう」
桃子さんは紅茶を一口口にふくむとふぅっと息を吐いてこちらを見つめた。
恥ずかしながらお金がない。
お金は銀行にため続けて借金返済に使ってるし、所詮バイトだし、食費も生活費も差し引かれているからもらえても15万を切る。
前園さんのお小遣いより少ないんだ。
ただただ惨め。
助けてもらったのに奢ることさえ出来ないなんて...。
「ねえ、桃子ちゃんはどこの会社の娘さんなのぉ?」
「凜くん、桃子さん、でしょ!」
「桃子ちゃんで大丈夫ですよ。うふふ。お2人仲が良くて本当の姉弟みたいですね」
「えっへん!ぼくとさあやんは誰よりも仲良しなんだぁ!」
「では、そんな仲良しお2人さんに私のことを少しお話しましょう」
桃子さんは紅茶を一口口にふくむとふぅっと息を吐いてこちらを見つめた。