溺愛したがるモテ男子と、秘密のワケあり同居。
なんでこんなにそわそわしなきゃいけないんだ?


ここは俺んちだぞ?


相沢が姉貴たちとはまるで違う生き物に見えて、なんか落ちつかないんだ。


どっちが本物の女なんだよ。


「永瀬くん、ご飯できました!」


キッチンから呼ばれ、ダイニングテーブルにつけば。


テーブルの上には2人分のハンバーグに、ご飯にお味噌汁。それから付け合わせのサラダ。


見るからにうまそうだ……。


「お口に合うかわかりませんが……」


そう言いながら、俺が食うのをじっと待っている相沢。


「そんなに見られてたら食いずらいっての」


「で、ですよねっ」


相沢は、いただきますと言って、箸を持つ。


俺も箸でハンバーグをきって、口へ放り込む。


「……どう、ですか?」


やっぱり俺を見ていた相沢は、心配そうに尋ねてきた。
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