溺愛したがるモテ男子と、秘密のワケあり同居。
「マジでわりぃ。どーしても、このクセ治んなくてさ」


「うん」


「でもさ、どーしても起きらんなくって」


「うん」


「だからさ……」


「うん……?」


「悪いけど、明日からもよろしくたのむわ」


「……っ」


えーーーーーーっ!?


そこは、ひとりで起きれるように頑張る、とかじゃないの?


シレっとした顔でそう頼む朔くんは、全然悪いなんて思ってそうになくて。


前言撤回!


私、やっぱり朔くんとのふたり暮らしに不安しかありません……。
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