溺愛したがるモテ男子と、秘密のワケあり同居。
さすが男の子だなぁ……。
布団をかけて、電気を消して扉を閉める。
「どーぞ、っつっても姉貴が持ってきたやつだけど」
リビングへ戻ると、朔くんがカルピスを持って来てくれた。
「わっ、ありがとう」
あー美味しい!
お風呂上がりの体に、冷たいカルピスがスーッと入っていく。
「さっきは……ありがとう」
「なにが?」
「私に、タオルケット掛けてくれて……」
さっきのことを蒸し返すのは恥ずかしかったけど、ちゃんとお礼を言わなきゃなって。
朔くんは、気まずそうに指で鼻の頭をかく。ほんのり耳が赤くなっている気もする。
それが余計にあの時のことを思い出させて、恥ずかしさを加速させた。
バクバクバク……。
嫌でも心臓が早くなっちゃう。
なんとなく気まずい空気が流れたのがわかり、私はカルピスをゴクッと飲んで言った。
布団をかけて、電気を消して扉を閉める。
「どーぞ、っつっても姉貴が持ってきたやつだけど」
リビングへ戻ると、朔くんがカルピスを持って来てくれた。
「わっ、ありがとう」
あー美味しい!
お風呂上がりの体に、冷たいカルピスがスーッと入っていく。
「さっきは……ありがとう」
「なにが?」
「私に、タオルケット掛けてくれて……」
さっきのことを蒸し返すのは恥ずかしかったけど、ちゃんとお礼を言わなきゃなって。
朔くんは、気まずそうに指で鼻の頭をかく。ほんのり耳が赤くなっている気もする。
それが余計にあの時のことを思い出させて、恥ずかしさを加速させた。
バクバクバク……。
嫌でも心臓が早くなっちゃう。
なんとなく気まずい空気が流れたのがわかり、私はカルピスをゴクッと飲んで言った。