溺愛したがるモテ男子と、秘密のワケあり同居。
どうやら16歳になったら結婚出来るようで、シンデレラのようにどこかの王子様に、迎えに来てもらうことを夢見ていたんだろう。
だからだ。その子が16歳になった時に、俺が迎えに行く……そんな思いで言ったんだ。
なんてキザな俺。
しかも、その子が16歳なら俺だって16歳で、迎えに行ける年齢じゃないっていうのを知ったのは、随分さきのこと。
その相手が……まさか、小春だったのか?
「うそだろ……」
俺は放心状態でベッドに倒れこんだ。
小春には、最初から他の女に感じる様な嫌悪がなかった。
それは、同居人だからでもなく。
メシがうまいからでもなく。
小春だったから……?
あの時感じた雰囲気が、そっくりそのまま残っていたから……?
──ゴゴゴゴゴッ……!
その瞬間、ものすごい地響き鳴ったかと思ったら、パッと部屋の灯りが消えた。
だからだ。その子が16歳になった時に、俺が迎えに行く……そんな思いで言ったんだ。
なんてキザな俺。
しかも、その子が16歳なら俺だって16歳で、迎えに行ける年齢じゃないっていうのを知ったのは、随分さきのこと。
その相手が……まさか、小春だったのか?
「うそだろ……」
俺は放心状態でベッドに倒れこんだ。
小春には、最初から他の女に感じる様な嫌悪がなかった。
それは、同居人だからでもなく。
メシがうまいからでもなく。
小春だったから……?
あの時感じた雰囲気が、そっくりそのまま残っていたから……?
──ゴゴゴゴゴッ……!
その瞬間、ものすごい地響き鳴ったかと思ったら、パッと部屋の灯りが消えた。