溺愛したがるモテ男子と、秘密のワケあり同居。
LOVE♡1
永瀬朔、という男
にぎわうお昼休みの教室。
私、相沢小春は、廊下側からドアに体をぴったりつけて教室のなかをそーっとうかがっていた。
ここは自分の教室だしなんだかとっても怪しいけれど、今はそうしなきゃいけない理由があるんだ。
どうか、いませんように……!
「まじで?これウケるわ~」
「ぎゃははは」
……いた。
男子5人の集団が、スマホの画面を見ながらわいわいしているのを見て、気持ちがずーんと落ちる。