溺愛したがるモテ男子と、秘密のワケあり同居。
「いいのよいいのよ~。朔の作るついでだし、1個も2個も変わらないでしょ?」
「でも……」
「いいのいいの、あっ!」
そのとき、私の言葉を遮るように、香織さんが大きな声で叫んだ。
びっくりして、思わずお弁当を落としそうになっちゃう。
香織さんってば、リアクション大きいし、百面相しているみたいで面白いんだよね。
「朔ってばお弁当忘れてるじゃない!」
えっ?
見ると、キッチンカウンターの上に青いバンダナに包まれたお弁当がひとつ取り残されていた。
永瀬くん、慌てて出て行ったから忘れちゃったんだ。
うちの高校は公立だから学食なんてないし、男子もみんなお弁当を持参している。
すると、香織さんはあり得ないお願いをしてきた。
「小春ちゃん、悪いんだけど朔のぶんも一緒に持って行ってくれる?」
「でも……」
「いいのいいの、あっ!」
そのとき、私の言葉を遮るように、香織さんが大きな声で叫んだ。
びっくりして、思わずお弁当を落としそうになっちゃう。
香織さんってば、リアクション大きいし、百面相しているみたいで面白いんだよね。
「朔ってばお弁当忘れてるじゃない!」
えっ?
見ると、キッチンカウンターの上に青いバンダナに包まれたお弁当がひとつ取り残されていた。
永瀬くん、慌てて出て行ったから忘れちゃったんだ。
うちの高校は公立だから学食なんてないし、男子もみんなお弁当を持参している。
すると、香織さんはあり得ないお願いをしてきた。
「小春ちゃん、悪いんだけど朔のぶんも一緒に持って行ってくれる?」