同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
カフェのあとは、用事があるという一ノ瀬に合わせて解散することになった。
「じゃあまた明日ね!」
「バイバイ、柚」
「じゃあね、綾乃ちゃん。千景も」
当然のように省吾が一ノ瀬と一緒に帰って行く。
「このあとどっか行く?」
「うん! 向こうのね、雑貨屋さんが可愛いなって、通ったときから気になってたの。ちょっと覗いてもいい?」
「もちろん」
雑貨屋さん、ね。
頭の中にまたひとつ綾乃に関する情報を刻む。
そうしてどんどん思い出を増やして、綾乃の中で俺がかけがえのない存在になればいい。
綾乃は俺のだから誰にも渡さない。
そう……絶対誰にも。