同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
次の日。
朝、いつも通りに身支度を整えて部屋を出る。
昨日あのあとずっとドキドキしっぱなしで、勉強なんて手につかなかった。
でも多分きっと、今日の小テストは大丈夫。
小テストよりも、今はもっと他に大丈夫じゃない問題が……。
「おはよう、綾乃」
──ドキン
「お、おはよ」
たまたま同じタイミングで部屋から出てきた千景くんが、爽やかに微笑んだ。
わたしも挨拶を返して、笑ってみせる。
こういうとき、一緒に住んでると困りものだよね……。
どういう反応をすればいいか、わからないんだもん。