同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
「もう大丈夫なのか?」
「え……」
図書室で言われたことに対して、だよね。
「へーきだよ、ありがとう」
心配させないようににっこり笑ってみせると、今野くんも少しだけ表情を和らげた。
「またあいつらになんか言われたら、俺に相談しろよ? じゃあな!」
「ありがとう……バイバイ!」
カバンを肩にかけて教室を出て行く今野くんに笑顔で手を振る。
今野くんの背中はすぐに角を曲がって見えなくなった。