同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
透き通るような綾乃の目は、誰よりもキラキラ眩しくて、他のヤツらと同じように俺を見ていない。
きっとその目が、俺の中の警戒心を一瞬にして消し去ったんだと思う。
『ここって、ちかちゃんのお家だったんだ? 柵が歪んでたところから、入ってきちゃった……ごめんなさい』
『謝らなくていいよ。退屈してたから、ちょうどよかったし』
『そう? ちかちゃんはどこの幼稚園に通ってるの?』
『今は休んでる……』
『え? どうして?』
『お熱があるから、お母さんがお家にいなさいって言うの』
『そうなんだ……? 大丈夫?』
今にも泣き出しそうな顔で、ギュッと手を握られた。
人に触られるのも、触るのも苦手なはずなのに……。
どうしてか、綾乃が相手だとそうは思わなくて、心臓がキュッと変な音を立てた。