同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
なりふりなんて構ってられず、全速力で駆け寄る。
「ほんとタイプなんだけど」
「俺らこの辺詳しいから、案内してあげるよ」
「多摩百合の子とお友達になりたいって思ってたんだよね」
前後左右、背の高い男子たちに囲まれて、逃げようにも逃げられない状況の綾乃。
やめろ、近づくな。
拳に力が入りすぎて、爪が皮膚に食い込んだ。
「こ、困り、ます……っ」
今にも消え入りそうな声で抵抗する綾乃の後ろ姿が震えている。
「ちょ、めちゃくちゃ怯えてるじゃん。目うるうるさせちゃって」
「やべぇ、可愛すぎる」
「俺ら怖くないからさ、ね? 優しくしてあげるから遊びに行こ?」
「遠慮、しときます……」