同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
こんな状況なのに、ズキュンと心臓が射抜かれそうなほどの衝撃が走る。
ためらいがちにつかんでくるところも、綾乃らしい。
あー、もう。
いちいち可愛すぎる。
不意打ちで毒気を抜かれそうになり、歯を食いしばった。
「まだなんか用があるわけ? ないならさっさと失せろ」
綾乃をこんなにも怯えさせてるこいつらが憎くてたまらない。
早くどっかいけよ。
「や、やべーよ、こいつ。目が普通じゃない」
「そ、そうだな。もう行こうぜっ!」
「すみませんでしたぁぁぁぁ!」
逃げるように走っていく男たちを見て、ホッと胸を撫で下ろす。