同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
次の日。
「ん……?」
あれ?
いつものように千景くんに教室まで見送られたあと、自分の席に着いて机の中に手を入れた瞬間。
……ない。
たしかに昨日何冊か教科書とノートを置いて帰ったはずなのに、中身は空っぽだった。
なんで……?
「綾乃〜、おはよう」
「…………」
「おーい、綾乃?」
ポンと肩を叩かれハッとする。
「お、おはよう……!」
「どうしたの? ボーッとして」
「ううん、なんでもない」
「そ?」
頭の中は混乱状態だったけど、なんとか柚に笑顔を返した。