同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
特別な存在
3日後──。
『なにも心配しなくていい』と言ってくれた千景くんの言葉通り、平和な学校生活を送っている。
あの日千景くんは『手を打った』とだけ言ってたけど……。
柚ならなにか知ってるかもしれないと思って聞いてみたけど、顔を真っ青にして「二度と思い出したくない」と震え出したので、詳しい回答は得られず。
いつも強気な柚がそんなことを言うなんて、よっぽどのこと、だよね?
『この先、原田関係で絶対になにも起こらないと思う。ほら、3人まとめて海外留学しちゃったしね?』と言ってたから、ホッとしてはいるんだけど……。
「ぶっちゃけ綾乃は桐ケ谷をどう思ってんの?」
「どうって?」
昼休みに恒例となった豪華な空き教室のソファで、2人を待ちながら寛いでいるわたしたち。