同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!

「わたしのことより柚はどうなの?」


「あたし? 全然だよ。あたしが男に求めるのはステータスやルックスじゃなくて安心感だし、それでもって、あたしの話をちゃんと聞いてくれる人だと尚いい! モテるような男は論外だね」


「そうなんだ……」


ふと東条くんの顔が浮かんだ。


同時にバタバタと誰かが走ってくる足音がする。


「いいい、一ノ瀬さんっ! すでに来てたんですねっ!」


「うん、お疲れー」


「お、お疲れ様、ですっ!」


東条くんはカチンコチンになりながら、手足を一緒に動かしてぎこちない動作で向かいのソファに座る。


< 218 / 457 >

この作品をシェア

pagetop