同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
「そういや、桐ケ谷は?」
「もも、もうすぐくるかと!」
「お腹空いたから、先に食べちゃおーっと」
柚はそう言って購買で買ったパンの袋を開けて、かぶりつく。
「あー、美味しい〜!」
「いいい、一ノ瀬さんっ。もうすぐお誕生日ですよね?」
「なんで知ってんの? 言ったっけ?」
「えーっと、ゆ、有名人だから、一ノ瀬さんはっ! そういうことにしておきます!」
「なにそれ、変なの」
「いいい、一ノ瀬さんっ……! 誕生日の予定は?」
「ん〜? 予定? そうだなぁ……」
柚が顎に手を当て、視線を巡らせる。