同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
「もう気づいてるかもしれないけど、俺、一ノ瀬さんのことが好きなんだ」
「あ、うん……!」
すごくわかりやすいから、気づいてた。
真っ赤になった東条くんがまっすぐにわたしを見つめる。
「それで誕生日プレゼントを渡したいんだけど、なにがいいか相談に乗ってくんない?」
「相談? わたしでいいのなら、もちろんだよ」
わー、そんなことならぜひ全力で力になりたい。
「よ、よかったぁ。助かるよ」
「本気で指輪買いそうだからな、省吾は」
「指輪……?」
千景くんが「こっちの話」と言って小さく笑った。