同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
「いつ買いに行く? わたしも付き合うよ!」
「えっ! ネットで探して取り寄せようかと思ってたんだけど」
「ネットもいいけど、わたしは実際に足を運んで実物を見て探す方が好きだなぁ。どんなのがいいかなって相手のことを考えながら探すのって楽しいし、もらう方も嬉しいと思う」
「そっか、そうだよね。じゃあ今週の土曜日はどうかな?」
「土曜日? いいよ!」
「土曜は俺が無理だから却下」
「千景、お前は呼んでない。ちなみにその日しか俺は無理だから」
「無理でもなんでも、どうにかしろよ」
なぜだか不機嫌そうな千景くん。
「えーっと、わたしは東条くんと2人でも大丈夫だよ? わたしも柚にプレゼント買いたいし。あ、千景くんもプレゼント買いたいの?」
「いや、ちがうよ……」
「じゃあ誕生日まであんまり時間がないから、2人で行ってくるね」
「ほらほら、綾乃ちゃんもこう言ってることだし。俺ら2人で行ってくるから〜!」
ちっと舌打ちで返した千景くんは、このあとしばらく機嫌が悪かった。