同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
「なんだかちょっとイメージダウンだよね」
「ね〜……! コケるなんてカッコ悪い……」
「そこは決めてほしかったな」
一部の女子たちの声がこの場の雰囲気を悪くさせる。
……。
わたしはさらにぐっと拳を握って、無意識に声を張り上げた。
「がんばれ〜、千景くんっ!」
つい熱がこもりすぎて、叫ぶような格好。はぁはぁと肩で大きく呼吸する。
「いけー!」
思ったよりも大きな声が出て、あたりがシーンと静まり返る。