同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
選手たちはもちろん、ギャラリーの女の子たちからの視線もわたしに向けられた。
ひゃあ、恥ずかしい……っ。
つい、ムキになって叫びすぎたっ。
プシューと顔が音を立てそうなほど真っ赤になった。
「ふはっ」
あたふたしていると千景くんと目が合ったような気がして、にっこり微笑まれる。
足をかばっていたのはわたしの勘違いだったのか、千景くんはそこからぐんぐんスピードを上げてボールを奪うと、華麗にドリブルしながらゴールへ走っていった。