同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
「千景くんっ!」
「綾乃……?」
わたしの声にハッとしたような表情を浮かべる。
千景くんの前まで行き、失礼かと思いながらも我慢ができなくて左足のジャージの裾をめくり上げた。
「やっぱり……」
足首のところが赤く腫れている。
「つ……っ」
そっと触れると、千景くんが声にならない声を出した。
「痛い……?」
「……全然」
そう言った千景くんの眉がピクッと動いた。
「うそ。めちゃくちゃ腫れてるもん」
「大丈夫だよ、そんくらい。へーきへーき」
「だめ! 保健室に行かなきゃ」
なんとか千景くんを説得して保健室へ付き添った。