同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!

「千景くんっ!」


「綾乃……?」


わたしの声にハッとしたような表情を浮かべる。


千景くんの前まで行き、失礼かと思いながらも我慢ができなくて左足のジャージの裾をめくり上げた。


「やっぱり……」


足首のところが赤く腫れている。


「つ……っ」


そっと触れると、千景くんが声にならない声を出した。


「痛い……?」


「……全然」


そう言った千景くんの眉がピクッと動いた。


「うそ。めちゃくちゃ腫れてるもん」


「大丈夫だよ、そんくらい。へーきへーき」


「だめ! 保健室に行かなきゃ」


なんとか千景くんを説得して保健室へ付き添った。


< 242 / 457 >

この作品をシェア

pagetop