同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
「俺が一緒じゃだめ?」
偶然通りかかった今野くんが話に入ってきた。
たまたま部活が休みなのと、わたしが困っているのを察してくれたみたい。
「あたしは全然いいけど、綾乃は?」
「もちろんっ!」
「…………」
心なしか柚の顔がぎこちなく引きつったような。
「綾乃がいいなら、あたしはなにも言ーわない」
これでいいんだと自分に言い聞かせて、極力千景くんのことは考えないようにした。