同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
一夜が明けてスマホを見ると、柚から鬼のような着信とメッセージが入っていた。
よく見ると今野くんからも何件かメッセージがあった。
心配させちゃったよね……。
すごく申し訳ないことをした。
ちゃんと謝らなきゃ。
まずは柚に電話をかける。
『やっと繋がった! かなり心配したんだからね!』
耳元でキーンとした声がして、思わずスマホを耳から遠ざけた。
叫ぶような勢いで電話に出た柚が、今どんな顔をしているのか簡単に想像できる。
「……ごめんね」
『いいけどさ、詳しい説明を求む。ってことで、今からうちに遊びに来ない?』
「うんっ……!」
このままメソメソしてても意味ないし、閉じこもっているのはわたしらしくない。
着替えを済ませて部屋を出てから、大広間にいる如月さんに声をかける。