同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
「ええっ!? 婚約者?」
柚が住むマンションの近くまで送ってもらい、部屋へと案内されたあと。
お菓子を食べてた柚の口から、驚きのあまりポロッとこぼれた。
「な、なんなの、それっ!」
「どうやら婚約者がいたみたい……」
婚約者……。
胸が痛くて締めつけられる。
「昨日の女がそうだってこと? ちょっと待って、意味わかんないからっ!」
「好きになっちゃいけなかったのに、好きになっちゃった……」
目に浮かんだ涙をそっと拭う。