同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
「じゃ、じゃあ、ほんとに千景くんに婚約者さんはいないの……?」
「いないよ、ほんとに」
「ほんとのほんと?」
よっぽど疑っているらしく、食ってかかってくる。
でもその姿でさえもがたまらなく可愛くて、俺の理性は崩壊寸前。
「ほんとだよ」
「よ、よかったぁ……っ」
待って、やばい。
その泣き笑いは、ズルすぎる。
「綾乃っ」
「きゃ……!」
我慢できなくなって、とっさに綾乃を抱きしめた。
「ち、千景、くん」
「んー?」
「恥ずかしい……」