同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
い、今、なんて?
キスって、聞こえたような……。
ぼんやりするわたしに代わって、ドライヤーをテーブルの上に置く千景くん。
そのままその手で、千景くんはわたしの頬に触れた。
「キスしたいんだけど」
甘くとろけるような目で見つめられて、触れたところが熱を持つ。
「だ、だめ……っ」
そんなことされたら、恥ずかしすぎて死んじゃう。
ドキドキしすぎて、心臓が破裂しちゃうかもしれない。
「絶対だめ……」
「…………」
「は、恥ずかしいもん……」
無言の圧力でなにかを訴えかけてくる千景くんから、パッと目をそらした。