同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
「絶対に逃がさないよ」
声に甘さが加わって、鼓動が大きく飛び跳ねる。
「……っ」
わたしの上に覆いかぶさり、じっと見下ろしてくる千景さん。
──ドキンドキン
心臓の音がうるさい。
力強い眼差しに捉えられたら、心をわしづかみされたみたいに目が離せなくなる。
長いまつ毛ときれいに通った鼻筋が影を作って、細部にまで及ぶ美しさにため息がもれそうになった。