同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
その夜──。
夕食の席でのことだった。
「えっ!? わたしがですか?」
「はい、ぜひ綾乃様にも参加していただきたいと、旦那様も奥様もおっしゃっておられます」
わたしが千景くんの誕生日パーティーに?
当日の夜、終業式だということもあって学校は午前中で終了する。
その日の夕方から夜にかけて、都内の高級ホテルを貸し切って盛大にお祝いするんだそうだ。
す、すごい……。
さすが御曹司。
普段ちっとも特別視していないわたしも、そんなことを聞かされたらやっぱり千景くんはすごい人なんだと認識させられる。