同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
あの子たちくらいのときに千景くんと出会った。
女の子だと思ってたけど男の子で、高校生になってから再会して、まさかこんなに好きになるなんて。
運命だったのかな。
「ねぇ、ひとり?」
ぼんやりしていると突然誰かに声をかけられた。
わぁ、人気イケメン俳優の!
「よかったら少し話さない?」
大人の魅力が漂う雰囲気をまとったイケメン俳優さんが、わたしの隣に座った。
「さっききみのこと見かけて、可愛いなぁって。よかったら、今度一緒に遊ぼうよ」
「いいい、いえ! 滅相もございませんっ! そんな……!」
身振り手振りで否定する。
オーラが眩しすぎて、まっすぐ見つめることができない。
「あはは。面白いね。ますます気に入っちゃった」
スカートの上に置いた手の上から、イケメン俳優さんが手を握ってきた。